日 時:令和5年9月16日(土)
会 場:福島市アクティブシニアセンターアオウゼ
新型コロナウイルス感染症により、令和2年より開催を中止しておりましたが、新型コロナウイルス感染症が5類となり、3年ぶりに開催することができました。
小規模での開催となりましたが、子どもから高齢者まで、幅広い年代の皆さんにご参加いただきました。
15名の方に参加いただき、認知症の基礎知識や認知症の方への接し方について学びました。
参加者から「学んだことを活かして、地域の中で自分ができることはないか考えていきたい」との感想が聞かれました。
子どもから高齢者まで、多くの方に参加いただきました。
すごろくを通して、認知症がどのように進行していくのか学び、体操や脳トレを行うマスもあり、体や頭を働かせながら楽しく行われました。
認知症カフェ運営者や興味のある方を交えた交流会を行いました。
各カフェの活動状況や取り組みの工夫など、情報共有や意見交換をしながら交流を深めました。
世界アルツハイマー月間(9月)に、福島市立図書館で認知症関連図書を特設ブースにて展示いただきました。
多くの方に手に取っていただき、認知症について関心を持つよいきっかけづくりとなりました。図書の展示と併せ、ポスターやパンフレットなど、認知症に関する情報提供も行いました。
期間:令和5年9月21日(木)~9月23日(土)
東北電力ネットワーク株式会社福島電力センターの協力のもと、世界アルツハイマーデーに合わせ、無線鉄塔を認知症のテーマカラーである「オレンジ」でライトアップしました。
認知症は、誰でも発症する可能性がある病気です。
しかし、認知症になったからといって、全てのことができなくなるわけではありません。できることを行い、いきいきと生活している方も多くいらっしゃいます。
本人、家族、地域住民が認知症について正しい知識を持ち、理解し、あゆみより、支え合うことで、認知症の人も周囲の人も、安心して生活し続けることができると思います。
ふくふくオレンジフェスタ実行委員会では、毎年「ふくふくオレンジフェスタ」を開催し、認知症に関する啓発を行ってきました。
令和2年度は感染症のまん延により中止となりましたが、認知症について一人でも多くの方に知っていただくため、1年かけて認知症に関する情報発信ホームページを作成しました。 また「世界アルツハイマー月間」にも、あらゆる啓発を行いました。
この機会に、認知症について学び、思いを寄せていただければ幸いです。
認知症について知ってほしい、そのような思いであらゆる団体が認知症に関する啓発を行っています。
このホームページでは、各団体の取り組み、学習会や研修会、認知症の方や家族の思い、認知症に関する相談先、関係者からのメッセージなど、認知症に関することを紹介していきます。ぜひご覧ください。
などという地域・団体・事業所等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
国際アルツハイマー病協会は、世界保健機関(WHO)と共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」としています。
令和3年9月21日に、東北電力ネットワーク株式会社福島電力センターにご協力いただき、鉄塔を、認知症のテーマカラーであるオレンジにライトアップしました。
令和3年9月、福島市立図書館にて、認知症関連図書の展示を行い、多くの方に手に取っていただきました。
また、本と一緒に「認知症の人と家族の会」、福島市で実施している「認知症の方と家族の実態調査 こころの声アンケート」の紹介を行いました。
ふくふくオレンジフェスタ実行委員会でも、認知症関連図書を寄贈させていただきました。本を読んでみたいという方は、ぜひお近くの図書館へお問い合わせください。
認知症とは、様々な原因で脳の細胞が損傷を受け、脳の働きが悪くなり、日常生活に支障が出る状態のことです。
加齢と認知症によるもの忘れの違いとして、例えば、今日の朝ごはんの何を食べたのか思い出せないのが「加齢」によるもの忘れ、朝ごはんを食べたこと自体を忘れているのが「認知症」によるもの忘れです。
認知症の始まりは、ご自身が気づくことも少なくありません。また、家族や友人、ご近所の人など、周囲の気づきも大切です。
認知症は原因となる病気によって、様々な特徴があります。
治るものもありますので、早めの受診が重要です。
主な病気として、以下の4つがあります。
65歳未満で発症する「若年性認知症」もあります。
認知症には必ず現れる「中核症状」と本人の性格や環境、人間関係などの影響によりみられる症状「BPSD(行動・心理症状)」があります。
周囲の人にとっては困った行動であっても、本人にはその行動をとる理由がきちんとあります。一般的な常識や事実を押し付けるのは逆効果。認知症の進行に応じた症状であることを理解し、気持ちに寄り添って接することが大切です。
適切なケアや治療により、進行を遅らせたり、症状を軽減させることができます。
MCI(軽度認知障害)は認知症の手前の状態のことを言い、MCIのうちに対処すれば認知機能を回復・維持できることもあります。
早めの受診が大切です。まずは普段から通い自分のことをよくわかっているかかりつけ医に相談してみましょう。
また、介護サービスなどもうまく活用することで、認知症の進行を緩やかにしたり、生活リズムを整えることができます。
薬による治療で、記憶などの認知機能の障害を改善したり、悪化を緩やかにします。不安や興奮・暴力などの症状にも薬が処方されることがあります。認知症の薬は、錠剤のほか、ゼリータイプや貼るタイプなどがあります。
リハビリはできることを活かしたり、使われていない部分の活性化につながります。家族や仲間と一緒に楽しみながらできるリハビリを行うことで、その人の意外な得意分野が発見できたり、気持ちを安定させることも期待できます。
家での役割が日々のリハビリになりますので、できることは今まで通り続けることが大切です。役割があるということは、気持ちの安定や、生きがいにもつながります。
年齢を重ねても、自分らしい生活を送るためには、元気なうちから「これまでのわたし」を振り返り、「これからのわたし」について考えること、そしてその考えや思いを、家族や大切な人に伝えておくことがとても大切です。
これまでの自分、そしてこれからの自分について書き留めたり、伝えるときの手助けになるのが「わたしの人生ノート」です。
このノートを活用し、ご自身の人生について、考えてみませんか。
もの忘れや認知症について不安や悩みを抱えている人やその家族、また周囲の人が、認知症のことを正しく理解し、早期発見や早期治療につなげていただけるよう、認知症の基礎知識や認知症の方との接し方、社会資源や相談窓口などをまとめた「福島市もの忘れあんしんガイドブック(福島市認知症ケアパス)」を作成しています。ぜひご活用ください。
認知症という病気は、私たちの人生の一部です。
認知症になっても、人生を自分らしく生きている人はたくさんいます。
むしろ、そうした人のほうが多いかもしれません。
仮に、認知症と診断されても その日から何もできなくなるわけではありません。
相当進行するまで、あなたの生活にとって重要な能力は失われることはありません。
~「もしも」認知症介護研究・研修仙台センター発行より一部抜粋~
福島市認知症施策
「福島市オレンジプラン」に示されている、
「すべての人が尊ばれ、生きがいを持ち、
心豊かに、安心して安全に暮らせる長寿社会の実現」
のため、
ふくふくオレンジフェスタ実行委員会が
平成27年度より開催しています。
当フェスタでは、講演会や各関係団体等の取り組み紹介などを通して、
より多くの皆様が認知症の正しい知識を楽しみながら理解できるよう、
情報発信し認知症の普及啓発を行っています。
地域住民の皆様が、認知症について考え、
認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせる地域づくりの一助となるよう、
取り組んでいきます。
「ふくふくオレンジフェスタ」は平成27年(2015年)に第1回を開催して、新型コロナウイルス感染症による休止期間(2019年~2022年)を挟み、令和5年(2023年)に第5回となりました。
推定統計によりますと令和6年(2025年)には認知症を患う方は700万人と予想されております。
これは、65歳以上に限ってみますと、5人に1人の割合となります。(所謂『2025年問題』)決して、珍しいものではなく、皆様にとりまして日常的なものとなってくるはずです。
その為にも、私達は微力ながら「認知症」をより広く、より多くの方々に認識して戴くべく、当「ふくふくオレンジフェスタ」を通じて広報に努めてまいる所存です。
ふくふくオレンジフェスタ実行委員長
岡野 誠
認知症とは、脳の病気や障がいなど様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいい、誰もがなり得る病気です。
現在の症状を悪化させないよう、できるだけ早期に治療や適切なサポートを受けることで、その人らしい生活が送れたり、本人や家族が将来のことを考える時間ができます。
一人で悩まず、相談窓口にご相談ください。
地域包括支援センターは、高齢期を安心して暮らし続けられるよう、福島市が設置した高齢者の総合相談窓口です。
認知症、介護や福祉、生活の相談をはじめ地域の支え合い活動などについて、認知症地域支援推進員、社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーなどの専門職が連携して取り組みます。
お住いの地区により担当する地域包括支援センターが異なりますので、下記のリンクよりご確認のうえ、お気軽にご相談、ご連絡ください。
認知症の早期発見・早期対応を目的に、福島市医師会と連携し、もの忘れや認知症について相談できる地域の医療機関を一覧にした「もの忘れ相談医MAP」を作成いたしました。
福島市で作成している「福島市もの忘れあんしんガイドブック(福島市認知症ケアパス)」に掲載されています。
認知症の不安がある方やご家族に早期に関わり、医療や福祉につなぐ支援を集中的に行い、自立支援のサポートを行います。
医療や介護の専門職が訪問することも可能です。地域包括支援センターやケアマネジャー、かかりつけ医などと連携しながら支援をします。
認知症疾患医療センターの役割には、主に認知症の鑑別診断と対応、周辺症状・身体合併症への対応、専門医療相談の実施、地域の関係機関との連携促進があります。
認知症疾患医療センターに受診する際は、各認知症疾患医療センターにより異なりますが、基本的にかかりつけ医(主治医)等や認知症初期集中支援チームからの紹介、または事前の電話相談が必要となる場合がありますので、受診される前に認知症疾患医療センターにご確認ください。
福島市栄町1-28
TEL.024-572-4611(受付日及び時間)
月曜日から金曜日(土日、祝日、年末年始を除く)
午前9時から午後5時まで
認知症介護の経験者が、認知症の症状・行動への対応の仕方や、介護における悩み等、様々な相談に応じています。面接相談もあります。
024-522-1122
若年性認知症支援コーディネーターが、若年性認知症の方やその家族からの相談に応じます。面接相談もあります。
公益財団法人 星総合病院
郡山市向河原町159-1
024-983-8406
月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前9時から午後5時まで
医療法人湖山荘 あずま通りクリニック
福島市栄町1-28松ケ丘ビル1F
024-572-4611
月曜日から金曜日(祝日・年末年始・夏期休診日を除く)
午前9時から午後5時まで
若年性認知症の専門教育を受けた相談員が相談に応じます。
認知症の方を介護されている方のご相談に「認知症の人と家族の会」の会員が応じます。
月1回第2日曜日に、つどい&相談会を、第4日曜日にオレンジカフェ“風”を開催し、交流や情報交換などを行っています。
介護の不安や悩みをお持ちの方、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
認知症の人やその家族、地域住民、介護や福祉などの専門職など誰でも、気軽に集える場所です。お互いに交流や、情報交換を行います。参加者の体験談から学べたり、息抜きができたり、相談することで気持ちが楽になったりします。福島市には23か所のオレンジカフェがあります。